教育・保育目標⑤

日本の伝統や文化に触れ、大切にする心を育てる。

世の中はますますグローバル社会への対応に追われています。当園でも英語教育や多文化共生などに留意していますが、グローバル化の第一歩は、まずは子どもたち自身が、自分の国、日本の文化を知ることにあると私たちは考えています。

日本には、何気なく当たり前のように訪れる四季と、四季を彩る節句という伝統行事があります。
1月7日の人日の節句には七草がゆで無病息災を祈り、3月3日の上巳の節句には女の子のために雛人形を飾り、5月5日の端午の節句には男の子のために武者人形や鯉のぼりを飾り、我が子の健やかな成長を願います。また7月7日の七夕の節句には短冊に願いをかけて夜空の星に祈りを捧げ、9月9日の重陽の節句には不老長寿を願います。これらは五節句として日本の生活の中に深く根付いており、子どもたちの生活にも溶け込んでいます。

たとえば1月の七草がゆ。
子どもたちが園の畑で育てていたスズナ(カブ)、スズシロ(ダイコン)を収穫し、笹ヶ瀬川の土手でハコベラやゴギョウ、ナズナを見つけ、また職員も総社や倉敷で、見つかりにくいセリやホトケノザを見つけ、春の七草が園に集まる。そして子どもたちが「七草囃子」に合わせて葉物を叩き、お粥になった七草をいただき、由来を学び、一年の無病息災を祈る…。また、季節感を取り入れて室内や室外にお供え物・お花・お人形などを美しく飾る、お話を聞く等々…。

こうした節句行事に限らず、生活様式がいかに変わろうとも、四季の移ろいを楽しむ日本の文化は、日本のアイデンティティとでも呼ぶべきものではないかと思います。そして御南認定こども園では、そうした日本の文化に幼い頃から触れてほしいと考え、日本を知るためのさまざまな機会を設けています。

こんな場面にも教育・保育目標は息づいています