御南認定こども園の生い立ちと現在
平成14年に開園した公設民営の幼保一体型施設「岡山市御南幼児教育センター」(御南幼稚園・御南保育園)が現在の前身です。平成14年より15年間、幼・保園は運営法人の違いのある中で、それぞれが特色を打ち出すと共に日々の保育の交流や小学校・地域との交流などを協働し、地域の乳幼児の子育ての拠点となって活動を展開してきました。その間、御南保育園は、平成21年、保育所分園施設として御南保育園分園を田中(現在の御南まんまるこども園の地)に新築開園し、地域に根ざした3歳未満児の専門施設として、乳児保育の特性を活かした保育と、地域における子育て支援を展開してきました。
しかし時代経過の渦中で保育・幼児教育を取り巻く社会環境は大きく変化し、それに伴い平成27年4月「子ども・子育て支援新制度」が施行されました。平成29年3月末をもって御南幼稚園は幼稚園を岡山市へ返還し、御南保育園を運営する当法人 社会福祉法人橘会は保育園と幼稚園を統合する形で「幼保連携型認定こども園」を運営することになりました。
平成29年4月「御南認定こども園」の開園に向けて、およそ1年余りをかけて当法人と市当局は施設大改修と、240名定員に対応する厨房と園庭(遊具)整備を行いました。
平成29年4月、1号認定120名、2号認定93名、3号認定53名、合計266名の園児を受け入れ「御南認定こども園」の教育・保育が始まりました。旧保育園時代から培ってきた「保育の理念・方針」を基幹としつつ、隣接の小学校、地域との関わり、自然環境、そして姉妹園である「御南まんまるこども園」との交流・連携・協働を行いながら、質の高い教育・保育を創造し、展開していきたいと考えています。